鎌倉時代初期(建久4年)1193年2月16日に、山上から現在の「御手洗」へご遷座となる(一説によると、古代駅制が廃止され丹生駅も廃駅となった為、松岡一帯を守護する氏神として祀ることになったと云われる)。
御手洗の地は、古代より清水が湧き、地主神である「龍神」が祀られる清浄の地であった。また、小牧山古墳(古墳時代前期3~4世紀に周辺一帯を治める首長の古墳群)の「表鬼門守護」として、古代から気学風水・方位学的にも重要な地であった。この地を新たな宮居として選び定めたのが、初代宮司「平朝臣為政(左右馬為政)」であり、現宮司家(豊岡家)の先祖にあたる。
このご遷座の際に「春日神」「天満神」をあわせ祀り、この三柱の神は、松岡宗廟八幡「御手洗大神」・宝祚万歳国家鎮護「松岡惣敬社」と称され、松岡一円の総鎮守・第一祈願所として崇敬されることとなる。